本体工事費とは、家そのものを建てるのに必要な費用です。総工事費(土地代を含まない、建築にかかる全ての費用)の約75~80%が、建築工事費になるというのが一般的な相場です。※状況により割合は変動します。


本体工事費に含まれる費用には、例えば工事のための足場や水道、仮設電気といった「仮設工事」や、建物を支える「基礎工事」が挙げられます。それ以外に、住宅に欠かせない次のような設備の費用も、本体工事費に含まれます。


(例)構造体、建材、屋根、外壁、サッシ、断熱材、建具、電気、上下水設備、空調、内装、浴室、キッチン、トイレ、造作


ちなみに、本体工事費のように建物にかかる費用とは別の費用を、「付帯工事・別途工事・付帯設備」などと言います。 付帯工事費には、解体工事、造成工事、地盤改良工事などの建物を建てる前に必要な工事費をはじめ、外構工事や冷暖房(空調・エアコン本体)、カーテンなど住むために必要な工事・設備、住宅業者によって照明器具など本体工事費に含まれていると勘違いしやすい設備も含まれます。