太陽光パネルの導入は、有事でも電気を使える、環境に配慮しているとさまざまなメリットがあります。特によく聞くのが経済的な理由ですが、この点はメリット・デメリットをしっかり把握する必要があります。


まず、売電による利益を目的とした太陽光パネル導入は、あまりおすすめできません。


太陽光発電の売電価格は、下降の一途をたどっています。一般家庭のような規模では、売電によって得られる利益はごくわずかです。太陽光パネル以外にも、設置するための屋根の補強、電気を変換する設備(パワーコンディショナー)、場合によっては蓄電池などが必要で、経年劣化に伴う更新も求められます。



一方で、日中の電気料金は年々増加しています。コロナ禍で在宅ワークも浸透してきている昨今、太陽光パネルで日中の光熱費がカットできるのは、大きなメリットです。「太陽光発電で得た電気を自家消費する」というスタンスの方にとっては、太陽光パネル設置は有効と言えるでしょう。


これらを踏まえつつ、「災害時に備えられる」「環境にも配慮している」といったメリットも考慮しながら、太陽光パネルを検討してみてください。